映像制作の現場でよく使われる専門用語
企画・準備段階
プリプロダクション(pre-production):企画、準備、計画段階。撮影そのものは含まれない。
絵コンテ (えコンテ – e-konte):シーンの流れやカメラワーク、構図などをコマ割りで示した設計図。
香盤表 (こうばんひょう – koubanhyou):撮影スケジュールや出演者、スタッフの配置などをまとめた表。
ロケハン (ロケーションハンティング – location hunting):撮影場所を探し、下見すること。
尺 (しゃく – shaku):映像の長さのこと。時間やフィートで表される。
タイムコード (timecode):映像の各フレームに割り振られた時間情報。編集やMAで重要。
フィックス (fix):カメラを固定して撮影すること。
パン (pan):カメラを水平方向に振る動き。
ティルト (tilt):カメラを垂直方向に振る動き。
ズーム (zoom):レンズの焦点距離を変えて、被写体を拡大・縮小する効果。
フォーカス (focus):レンズの焦点を合わせること。
絞り (しぼり – shibori):レンズを通る光の量を調整する機構。明るさや被写界深度をコントロール。
ホワイトバランス (white balance):色温度を調整し、白を正確に表現するための設定。
撮影段階
プロダクション(production):実際の撮影や素材制作を行う段階。プリプロダクションとポストプロダクションの間に位置する「本番」の段階
インサート (insert):メインの映像の合間に挿入する短いカット。
長回し (ながまわし – nagamawashi):カメラを止めずに長い時間撮影すること。
NG (エヌジー – enu-jii):“No Good” の略。撮り直しが必要なカット。
スタンバイ (standby):撮影開始の合図。
本番 (ほんばん – honban):実際の撮影。
カチンコ (kachinko):撮影の始めに打つ板。映像と音声を同期させるための目印。
ピン (pin):ピントのこと。
逆光 (ぎゃっこう – gyakkou):被写体の後ろから光が当たる状態。
順光 (じゅんこう – junkou):被写体の正面から光が当たる状態。
トップライト (top light):真上からの照明。
サイドライト (side light):横からの照明。
アンビエント (ambient):その場の自然な音。
編集段階
ポストプロダクション(post-production):撮影済み素材の編集、加工、最終仕上げ段階。
カット (cut):映像を繋ぎ合わせる編集の基本単位。
トランジション (transition):カットとカットの間の繋ぎ方。ディゾルブ、ワイプなど。
テロップ (telop):画面に表示する文字情報。
Bロール (ビーロール – B-roll):インタビューなどのAロール映像に合わせて挿入する、状況説明やイメージ映像。
MA (エムエー – emu-ee):マルチオーディオの略。セリフ、効果音、音楽などを調整し、最終的な音声を作り上げる作業。
完パケ (かんパケ – kanpake):完全にパッケージされた完成版の映像。
オフライン編集 (offline henshuu):画質を落とした素材で仮編集を行うこと。
オンライン編集 (online henshuu):高画質の素材で最終的な編集を行うこと。
カラコレ (karakore):カラーコレクションの略。映像の色味を調整する作業。
カラグレ(karagure):カラーグレーディングの略。映像のトーンや雰囲気を調整する作業。カラコレよりも芸術的な意図が強い場合が多い。
その他
クライアント (client):映像制作を依頼する顧客。
プロデューサー (producer):制作全体の責任者。予算管理やスケジュール管理などを行う。
ディレクター (director):演出の責任者。映像の表現や俳優の演技などを指導する。
カメラマン (cameraman):撮影を担当する。
照明 (しょうめい – shoumei):撮影時のライティングを担当する。
音声 (おんせい – onsei):撮影時の録音やMAを担当する。
VFX (ブイエフエックス – bui-efu-ekkusu):ビジュアルエフェクツの略。特殊効果のこと。
CG (シージー – shii-jii):コンピュータグラフィックスの略。コンピュータを使って作成された映像や画像。